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いたりあ~なへの道
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警視庁レポート

警視庁レポート_c0005092_133385.jpg警視庁に行ってきました。

中では渡哲也さんみたいな人達が緊張の面持ちで走り回っているのかと思いきや(と言ったら古~い って言われた。。。今は警視庁と言えば織田裕二なの?)、なんかフツーの区役所みたいな雰囲気で拍子抜け。

でもさすがは警視庁、まず一般道から門を通って中に入る時、門に立っている警官に用件を言わないと通してもらえません。
最初行った時は雨も降ってたし、警察の人は端に立っているだけだったので会釈して普通に通ろうとしたら、さっ と目の前に立ちはだかり、穏やかだけど目だけは笑ってない表情で「ご用件は?」と聞かれてびっくり。
口調はすごく丁寧で穏やかなんだけど、有無を言わせぬ迫力があって、ここで挙動不審なことしようものなら次の瞬間には地面にねじ伏せられてそう~ みたいな緊張感。
こういう隙の無さみたいなのって、イタリアにはなかったよなーとヘンなところに感心。警察も裁判所もなーんか隙だらけで緊張感がないっつーか、そういやイタリアの警察に滞在許可書のことについて聞きに行ったら、「今度一緒に晩御飯行くなら、その時詳しく教えてあげる」とか言われたことありましたね。なんかもう緊張感とか以前の問題でありえねー。

話戻って警視庁、門を通って建物に入ると、受付で名前や住所を書き、身分証明書も提出します。
その後勝手に警視庁の中に入ることはできず、受付まで用事のある課の方が迎えに来て、その人に連れ立たれて用事のある課まで行き、帰りも受付までその人が送ってきてくれます。要するに、ひとりでふらふら中見て回ることは許されないのです、残念。

受付横の待合室でコワモテの刑事さんが迎えに来るのを想像してドキドキ待っていたら、現れたのはふつーのおばさん、またはふつーのおじさん。特に最初に対応してくれた女性はとってもフレンドリーな感じで、相談にも親切に対応してくれ、ホント区役所とかに居る気分でした。^^; でも指紋取る人はにこりともせずちょっと怖かったけど。。。

関係ないけどこれは警視庁の対面にあった法務省。建物かっこいー。
警視庁レポート_c0005092_14268.jpg


これが見えてきたとき目の前にあった警察庁(←警視庁とはまた別)の警備の人に、あの建物何ですか?って聞いたら、「放送大学」と言われたんですが、、、なんで?「ほう」しかあってませんけど。しかも漢字違うし。056.gif



ところで何しに警視庁行ったのかというと、スペインのVISA申請書類の4番「無犯罪証明書」というのを取りに行ってきました。

3ヶ月前、スペインに行く前にこの書類は既に申請していたんだけど、この有効期限は発効日より90日。
だけど申請書類の7番を待っている間(つーか未だこれ出てないし)にその90日ってのは過ぎてしまったので、取り直し。。。

同様に、イタリアの無犯罪証明書も再申請。
イタリアに住んでた時は、住んでた県の裁判所に行って申請し、翌日には受け取れたんだけど、住んでない今となっては・・・ どーしたらいいの?

ってことで、まずは日本のイタリア大使館に電話で相談(対応はイタリア人)。
そしたら、「書類で申請できるはずだけど、詳しくは住んでた県の裁判所に聞いて」と言われたのでそこへ電話。
そしたら今度は、「それはここではできない、ローマの裁判所に聞いて」 と、
予想はしてたけどやっぱりたらいまわし015.gif
ちなみに、どこそこに聞いて というだけで、そこの連絡先を教えてくれるわけでもないのでそこから自分で調べなきゃいけない。。

で、ローマの裁判所の電話番号を調べる前に、もしや? と思って在バルセロナのイタリア領事館に電話してみたところ、とおーーーっても親切に詳しい情報を教えてくれました038.gif
電話で事情を説明したら、マドリッドのスペイン大使館のページから必要な情報が載ってるページを探してくれ、電話口で一緒にWebを見ながら、申請は郵送でも受け付けてくれて、送付先はローマのどこそこ、問い合わせの電話番号はここに書いてあって・・・ と、そりゃーもう丁寧に説明してくれました。感涙~T_T。
声からしてまだ若い女の子のようだったけど、イタ語の発音からしてたぶんスペイン人。
やっぱりスペインにはイタリアとは違ってサービスってものが存在するのねぇ~ と目頭が熱くなりました。

その後、念のため(だって相手はイタリアだし)ローマの裁判所にも電話して、郵送での申請方法を確認したところ、諸々の必要書類と一緒に10ユーロ(または同額の日本円でも可)を現金で入れて送って とのこと。

 「え、封筒に現金を直接入れて送るの?」

と聞いたら、

 「外から見えないように隠してね。」

との返事。

いや、そういう問題じゃなくて、、、いまどき現金を直接封筒に入れるのって・・・。
しかも、自分の名前は○○だから、宛先にこの名前書いて自分宛に送るように とのこと。

 『・・・それ、がめる気でしょ?』

と瞬時に思った自分がなんだか悲しかったけど、同じく長年イタリアに住んでた日本人の知り合いに話したら、

 「それ、絶対がめられるでー。」

と即答されました。。

やっぱりイタリア在住経験者のイタリア感って、こんなもんよね。。。015.gif

結局、モノは試しと言われたとおりに10ユーロを入れて送ってみて、あまりに音沙汰なかったら友達に頼んで代理申請してもらおう と、ハナから信用してなかったんだけど(ひでー)、、、

なんとびっくり、書類を送って2週間ほどで、無事送られてきました。038.gif
しかも、現地で同じモノ取った時は合計20ユーロくらいかかった書類なのに、送料含めて10ユーロで済んでるって、、、どういうこと?

やっぱり謎が尽きないわぁ~、イタリアって。。。056.gif

でもよく見ると、前回現地で取った時には張られていた収入印紙が張ってない。。。ってことはやっぱりあの10ユーロはがめられたの??

う~ん、やっぱり謎だぁ~。
まぁ、書類は無事手に入ったからどーでもいいけど。:p




VISA申請に必要な書類の入手方法 ・・・


■無犯罪証明書(イタリア) [VISA申請書類の4番] (2010年3月現在)

【現地(イタリア)で申請する場合】

地元のトリブナーレ(Tribunale)で直接申請、当日もしくは翌日以降受け取り。

申請に必要な書類:
 ・ Carta di identita
 ・ Permesso di soggiorno
 ・ Marca da bollo
   - Certificato dei carichi penali pendenti だと4.5ユーロくらい
   - Certificato Generale del Casellario Giudiziale だと14.62ユーロ

  
【イタリア外から申請する場合】

以下のものを同封して郵送で申請

 ・ 依頼書
   (書くこと)氏名、生年月日、使用目的、イタリア在住時の住所、在住県、電話番号
 ・ 身分証(パスポートなど)のコピー
 ・ 10ユーロ (同額相当の日本円でも可)
 ・ 返信用封筒(受け取り先の宛名を書いたもの)

送付先:(2010年2月現在)
 Procura della Repubblica presso il Tribunale di Roma
 Uff. locale del casellario - Piazzale Clodio - 00100 Roma.
 
  Tel. 06 38701 / 06 38704012 / 06 38704009
  Fax 06 39736198 / 06 39736135
  E-mail: procura.roma@giustizia.it

参考:
 ・ Ambasciata d'Italia Madrid (スペインのイタリア大使館のページ)
 ・ Ministero della Giustizia (イタリア司法省のページ?)

念のため、上記書類に加えて、Codice fiscaleの番号とLuogo di nascitaを書いて、Permesso di soggiorno と Carta di identita のコピーも合わせて送付。

郵送申請でなく、地元のトリブナーレで直接代理申請も可能。(地元トリブナーレ情報)
その際の手続き方法は、代理人が直接トリブナーレに問い合わせてくれ とのこと。

#今回は、手続き諸々が平日限定で働いてる友達には頼みづらいので、郵送申請を選択。でも10ユーロがめられて書類が送られてこなかったら友達にお願いしよう。

確認事項:これもスペイン語訳必要なの?? (追記:スペイン大使館に確認したところスペ語訳は不要)


■無犯罪証明書(日本) [VISA申請書類の4番] (2010年3月現在) 

申請先は住民票のある都道府県警察本部、東京の場合は警視庁。
直接出向いて申請(指紋とられます)、約2週間後に受け取り。
手数料無料。

申請に必要な書類:
 ・ パスポート
 ・ 証明書発給の必要性が確認できる書類(VISA申請書など)
 ・ 免許証または住民票

参考:
 ・ 外務省のページ
 ・ 警視庁のページ

受け取り時に必要な書類:
 ・ パスポート
 ・ 引換証

※警察証明書は日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語で記載されるため、翻訳不要。


■アポスティーユ [VISA申請書類の6番]

申請先は外務省、郵送で申請、郵送で受け取り可能。
手数料無料。

申請に必要な書類
 ・ 認証が必要な公的書類(今回は戸籍謄本)
 ・ 返信先を書いた返信用封筒
 ・ 返信用切手
 ・ 所定の申請書
 ・ 本人申請以外は委任状

郵送先 :
(東京)
 〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 外務省南庁舎1階
 外務省 領事局 領事サービスセンター(証明班)

※戸籍のスペイン語訳は自分でやったものでOKらしい。
by maccarello | 2010-03-12 01:30 | エスパニョーラへの道 | Comments(5)
Commented by がっちゃん at 2010-03-12 12:29 x
うっわ~。まさに袖の下ってことぉ~?
ここまであからさまにやってくれたら、逆にスッキリするね。
結局下手に収入印紙っていうか、本人の懐に入らないお金だとほったっらかして、現金を渡すってことは、本人に直接作業代を払うみたいなものだし、イタリア人って自分の懐に入るお金に関しては結構サービス良いからかもね。それにしてもスゴイ・・・
Commented by iwapee at 2010-03-13 10:30
警視庁潜入レポ!最高!うひゃひゃひゃ・・
世代や感覚はアナタと同じよ >西部警察
しっかし大変だな。
ニホンの役場でちょっと課をたらいまわしされただけで、
ウンザリしちゃうワタシには・・やっぱ海外渡航関係はムリかも・・
と行かない言い訳をしてみる・・
Commented by maccarello at 2010-03-15 00:25
がっちゃんさま:
別に悪いことしてるわけじゃないので、袖の下ってのもヘンなんですけどねー。
そもそもこの料金って必要だったの?っていうのがよくわからないし(だって日本は無料で出してるし)&必要だとしても明細が不明~。
現地で取った時は倍の20ユーロくらいはかかってるので、それを考えると太っ腹割引サービスって見方もできるっちゃぁできるし。^^;
実際のところはよくわかんないんですが、こーいうお役所事なのによくわかんない ってーのがイタリアっぽい。
かといって、色々面倒そうなので今更詳細聞く気にもならないですし。:p

ぴー:
やっぱり警視庁と言えば西部警察だよね。♪
っつーかフツーに旅行する分にはイタリア関係ないので、
とにかく来なさい。(命令形:p)
Commented at 2014-07-29 09:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by maccarello at 2014-10-02 13:57
↑ こちらに非公開コメントくださった方:
すすす、すみません。。。 ここ、ずーっと放置してまして、いただいたコメント、今さっき読みました。<(_ _;;)>

もうかなりイマサラですが、てかもうここ見てないとは思いますが、一応問い合わせはしておいた方が無難かとは思います。イタリア人相手のことですし。
っていうか、きっと既に手続きされてますよね?うまくいったことをお祈りしてます。
ホント、役に立たずごめんなさいでしたー。(汗)
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イタリアのトスカーナ、マルケ、スペインのバルセロナと周って、8年ぶりに戻った日本は信州から。

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