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いたりあ~なへの道
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早口言葉
コメントに質問いただいたので、ついでにこちらに書いてみます。

イタリア語で早口言葉は Scioglilingua (しょーりりんぐあ)。
これでひとつの単語なんだけど、

 scogli(=scogliere?): 溶かす、緩める
 lingua: 舌、言葉

ってな意味なので、なんかいかにもな名前でわかりやすい。

まだリボルノで学生やってた頃、私が友達から教わったのはこんなの。

 Tre tigri contro tre tigri.
 (3匹のトラ対3匹のトラ)

 Sopra la panca la capra campa, sotto la panca la capra crepa.
 (ベンチの上のヤギが生き延び、ベンチの下のヤギが死ぬ)

 Trentatre trentini entorarono a Trento tutti e trentatre trotterellando.
 (33人のトレンタ人が、33人全員がちょこちょこ歩きながらトレントに入って行った)

 Pisa pesa il pepe al papa, il papa pesa il pepe a pisa.
 (ピサは法王にコショウを計り、法王はピサにコショウを計る)


他にももっと教わったんだけど、これ以上は覚えられませんでした。なのでノートに書いたんだけど、そのノートがどこにあるかがわからなくなりました。。(ダメじゃん)

ということで、他の知ってる人教えてください。:)

035.gif     035.gif     035.gif

ところで最初の3つはイワユルRの発音が並んでて難しいだろー というモノ。
元々はRの発音ができない私に言わせて笑うために(って今考えるとムカツクな)友達が教えてくれたんですけどね、なんとこれ、早口言葉で言ってるときは私もちゃんとRの発音はできてるのだそうで。

まぁびっくり。056.gif

でも、普段の会話ではできてないらしい。
しかもこの早口言葉をゆっくり言っても、できてないらしい。
なんでだ!?
と言われるけど、人の発音聞いても「R」と「L」が聞き分けられないんだから、自分でその2つを言い分けることなんてできるわけないんですよ。(開き直り)

中学の英語の頃から考えると既に苦節数十年のRの発音、できないもんはできないんだよ! と最近は突っ込まれると逆切れしてみたりしてたんですけどね。

なんと。

つい最近、そんなRとの戦いにもちょっと勝利の光が見えたのです。

友達と色の単語を日本語では何て言う なーんて話をしていたとき、

「giallo はきいろ」

と私が言ったのを聞いた友達が、「今の最後の"ろ"は"R"だった」と。
なので、 「ローマ」 を 「きいローマ」 というとちゃんとRの発音ができてるそうだ。

おおお。

この「きいろ」は、ゆっくり発音してもちゃんと"R"になってるそうなので、きいローマ、きいローマ・・・ と呟きながら練習してるうちに、あることに気付きました。




早口言葉_c0005092_1513178.gifまぁちょっと図がおかしいですけどね、なんかよくこういう感じの図ってあるじゃないですか、Rの発音説明用に。
私も今まで何度か見たと思うし、こーいう図と鏡を見ながらやってみた事も遥か昔にはあったんですけどね、もうねぇ、昔から舌を縦にしたり丸めたり震わせたり といった舌芸がことごとくできなかった私には、何度やってもこれは物理的に無理 って思ってたんですよ。

で、この「きいローマ」と言い続けて気付いたこと。
どうやら私ってばずっと、この図の状態から舌を動かす方向を、間違えていたようです。

これって、この状態から舌を喉側に動かすのが正解なんですよね?
ワタシったらずーっと、外に向かって動かすのかと思って、そうやって練習してました。。。

早口言葉_c0005092_1505593.gif

友達に言ったら「だって巻き舌って言うじゃん!」って言われたんですけど、巻き舌の「巻き」っていうのはこの言葉を発する前の、この図の時点で舌を巻いているからそういう名前なのかと。
なので、私がやろうとするとRの発音の時に舌が軽く飛び出すんですよ、口から。
でも他の人はそうではない。
みんなは外からは舌が飛び出して見えないように、口の中で舌を器用に動かしてるんだ と思ってました。

なんかね、それがわかってから、一応意識してRを発音してみると、突っ込まれることが減った気がするんですよ。

あれ? 056.gif 056.gif 056.gif

敵は己にの中にあった って感じ?(ちょっとなんか違うけど)

この数十年の苦労を考えると、こんな基本的な勘違いが原因だとわかるより、実は私は医学的に巻き舌ができない特異体質だった とわかったほうがマシだったのではないか とか思わなくもない今日この頃。。。

まぁそれでもまだ"R"が2つ続くのはできないんですけどね、これもなんかの勘違いが原因なんでしょうかねぇ。。。 あー知るのが怖い。。TT
by maccarello | 2009-03-12 02:46 | イタ語ぺらぺらへの道 | Comments(8)
Commented by bonito at 2009-03-12 06:13 x
おおお、ついに僕のような完璧な”R”に近づいてきたかえ?スペイン語には2種類の”R”があって、「単純巻き”R”」と「ふるわせぷるぷる”R”」を単語の中の位置に応じて使い分けます。イタリア語は? てかヘタリア早く読みたいな。
Commented by maccarello at 2009-03-13 02:19
bonito: (←もう呼び捨てだっ!)
微妙にムカツクなー。。。
前にとりでんで会った時は、ベルリッツに通い始めたばっかだったのに~。 - -;

イタ語のRは、一個か二個かで変るだけじゃないか?
できないからよーわからん。
つーかスペイン語はマスターしたんか?

ところでヘタリアは、本よりこっちの方がたくさん載っててお得かも。
はまるがよろし。

 www.geocities.jp/himaruya/hetaria/
Commented by bonito at 2009-03-13 07:04 x
そんな甘いささやきにはのらない。
BonitoはWEBではなく、地道に本を待つのであった。
息はきながら「ふろ」って言ってみ?ふるわせぷるぷる”R”になったでしょ?
Commented by maccarello at 2009-03-14 03:13
えー、でも実際こっちの方がネタ多いしカラーで読みやすいよ。
ってまぁ、別に回すのは構わんのだけどね。
もう一回読んでからね。^^;

ところで「ふろ」。
息はきながら言ったら、「ふる」になったぞ。
Commented by MIKA at 2009-03-14 03:48 x
おおおおおおお!!!!
ちょっと練習してみよう!
私、ローマど田舎だからRはわりと行けてるらしいけど、Lがだめらしい(笑)
Lと思って発音しているのに、イタリア人にはRに聞こえるって。
特にLLと二つあると撃沈ですね。
Commented by maccarello at 2009-03-14 03:54
MIKAさま:
っていうか今お互いリアルタイム?^^;

私が前居たリボルノって、それと逆でLでもRに聞こえるくらい巻いちゃう
とこだったんですよね。
って、私には区別付かないからよくわかんなかったけど、リボルノのイタ人が
そう言ってた。
なので、Rができない私はそりゃぁもう笑われまくりました。TT
Commented by stella cadente at 2009-03-14 18:38 x
こちらでは、はじめまして!
早速遊びにやってまいりました~。

早口言葉、無理ですね・・・
RとLも最初はどうにかしなきゃ!っと思ってたのに、だんだんどーでも良くなりつつあったのですがwww
実はアタシも、Rは下を外側に出すんだとばっかり思っていました。
カナリの衝撃事実です!!
「きいローマ」さっそく実践してみます!!
これでアタシの出鱈目イタ語が少しはまともに聞こえるようになるかもしれません♪
Commented by maccarello at 2009-03-17 05:01
stella cadenteさま:
いらっしゃいませ&コメントありがとうございます。:)

そしてそして、おおおおお、私だけじゃなかったんですね、この間違い!
いやー、なんか嬉しい~!(喜ぶなって?)
だってこういう絵はよく見るけど、どっちに動かすか って矢印って
書いて無いと思いません?わかんないですよねぇ。。
私もこの事実を知ったときは、一瞬固まりました。
もういっそ気付かなかったことにしようかと思うくらい。

「きいローマ」はイタ人の「Rになってる」認定がおりてるので(?)
ぜひお試しください~!
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イタリアのトスカーナ、マルケ、スペインのバルセロナと周って、8年ぶりに戻った日本は信州から。

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